ヒダリマキの鉄道ブログ

つれづれなるままに、心にうつりゆく鉄道のことを、そこはかとなく書きつくるブログです。

大井町線の新車投入について考察

f:id:dt-47k-not-in-service:20220110202601j:plain

@二子新地 置き換え対象はコイツら?

こんにちは。ヒダリマキという者です。

先日東急から発表された資料で、「大井町線に新型車両を投入」という内容がありました(コチラ→https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20220107-1-all.pdf ※PDFファイル)。この記事では、その新型車両はどのようなものか、置き換えられた車両はどうなるのかを考察していこうと思います。くれぐれも一個人の予測ですので、合っているという保証はありません。また、企業側への問い合わせもおやめ下さい。


どんな車両が導入されるの?

東急は8500系の置き換えの為に現在2020系を増備中です。2020系列は5、6、7、8、10両編成を組成することができる設計になっています。機器の共通化などの観点からも、2020系ベースの車両が導入されることはほぼ確実でしょう。車番については6020系の続番にする、もしくは急行用と各停用で形式を分けるために6050や9050番台などの車番になることも考えられます。


置き換え対象は?

現在大井町線では急行用の6000系、6020系、各停用の9000系、9020系が活躍しています。急行用の形式はどちらも車齢が浅いので、各停用の車両が置き換え対象であると考えられます。9000系は今年でデビューから36年、走行機器類は全編成が未更新のまま走っており、もはや日本最古に近いVVVFインバータとなっています。このことから、9000系は確実に置き換えるといえるでしょう。9020系はデビューからそろそろ30年ですが、数年前に機器更新を実施しています。しかし3編成という小所帯のため、9000系と纏めて置き換えてしまった方が楽だと思われます。メトロ03系が更新工事後10年経たずに置き換えられたように、9020系も置き換えられる可能性があります。


譲渡はされる?譲渡先は?

東急の車両は、今まで殆どの形式がどこかしらに譲渡されています(例外は7600系ぐらいかな?)。チョッパ制御ではなくVVVFであることも譲渡理由になりそうです。しかし9000系は先ほども述べた通り日本最古級に古いVVVFとなっており、機器類の劣化は大丈夫なのか…と思います。譲渡の際に新しい機器に交換されるかもしれません。また、1M2Tという歪な編成構成にしないとすると、2形式とも地方鉄道でよく採用される2または3両編成にするために、中間車の先頭車化or先頭車の電動車化が必要となります。ここからは譲渡先を考えてみます。ただし全鉄道会社とすると範囲が広すぎるので、東急から20m車が譲渡されたことのある会社に絞って考えます。

まず秩父鉄道。元都営地下鉄6000形である5000系は、今年で製造から50年を迎えます。他にも元東急8500系である7000系や元西武新101系である6000系なども製造から40年以上経過している編成があります。置き換え対象となる可能性のある車両は多い印象です。

次に長野電鉄です。元東急8500系が初期車を中心に譲渡されており、多くの車両が製造から50年近く経過しています。8500系には湯田中乗り入れが出来ないという制限があるため、それを解消することも考えられます。

次は伊豆急行。昨年JR東日本から209系が譲渡されましたが、8000系の置き換えには数が足りません。9000/9020系ならば十分な編成数が確保できるため、元からこの計画だったかもしれません。8000系はデビューから50年が経過しており、故障も増えていると聞きます。伊豆急は東急の子会社のため、優先してVVVF車を譲渡したい…という考えもあるかもしれません。同じく東急の子会社である上田電鉄には、廃車となった1000系がいち早く譲渡されています。

最後に富山地方鉄道。製造から40年以上経っている自社発注形式に加え、扉数が違うもののデビューから50年経過している元京阪3000系である10030形も置き換え対象となる可能性があります。扉数を変える改造はあまりしたくないと考えられますが…


まとめ

目黒線で置き換えられた3000系が転属するという噂もあった9000/9020系。新型車両での置き換えということになりそうですが、今後の動きを注視していきたいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。